低くて太い音が特徴の、ギター&ベース音。低音や振動は周囲に伝わりやすいため、防音が難しい楽器とされています。「せっかくなら自宅で夜も演奏を楽しみたい!」という方のために、ギター&ベースのための防音工事の注意点をまとめました。
ギター&ベースの防音について、多くの人が気にする3つのポイントをご紹介します。ぜひ参考にして、工事への疑問・質問を解消してください。
エレキギターやエレキベースは、低くて太い音が特徴です。低音は床や壁などを貫通しやすい上、アンプの振動が床を伝って階下に響いてしまうため、防音が難しい楽器と言われています。防音対策を行う場合は、振動対策もしっかり行いましょう。
空気を伝わる音の振動を吸収し、反響を抑える「吸音材」を壁に取り付けたり、防音マットを床に敷いたりするのがおすすめです。音を遮って音漏れを防いでくれる遮音材と併用すれば、防音効果はかなり高まります。
せっかく防音対策を行っても、「音がこもってしまっている」「音がキレイに響かず、気持ちよく弾けない」「ライブ感が足りない」と不満を感じる人も多いようです。音を遮る・閉じ込めることばかりを重視して防音化を行うと、快適な音響環境になりません。
エレキギターやエレキベースのための防音室で大切なのは、防音だけでなく調音を行うこと。しっかりと対策を行うことで、音楽を心から楽しめる環境を作ることができるでしょう。
エレキギターをアンプに繋いで演奏した時の音量は、飛行機のプロペラエンジン音と同じくらいの大きさ(120db程度)です。昼間の商業地や工業地よりもはるかに大きな音が出るため、音漏れ対策が不可欠です。
多くの方は、アンプにヘッドホンやイヤホンを付けることで配慮しているようですが、ヘッドホンのボリュームを上げると音漏れはしてしまいます。また、弦をはじく音や弦の振動音などは消せない上、とくに低音は響きやすいため、夜間の演奏は配慮する必要があるでしょう。
一口に防音工事と言っても、壁や床など一部の防音から、防音室の設置・リフォームまで、工事内容はさまざまです。ギターやベースを夜も気兼ねなく楽しみたいなら、やはり防音室を作り、部屋中丸ごと防音対策を行いましょう。
効果を得るために必要なことは、壁や床、天井だけでなく、音漏れしやすいドアや窓のサッシにも対策を施すこと。防音タイルカーペットや防音機能のある床材、壁用の吸音シートや防音シート、防音ガラス、防音ドアなどを設置して、音漏れのない空間を作りましょう。一ヵ所でも防音性が低いと、そこから室内の音が外へ漏れ出したり、逆に外の音が入ってくるので注意してください。
下記リンクでは、壁、ドア、床などの工事箇所別で気をつけるべき防音工事のポイントをまとめています。ぜひご参考ください。
工事の際に気をつけたいのが、電圧です。せっかく防音室を造るなら、よりクリアな音を楽しみたいですよね。自身が使用するアンプの電圧に合わせて、ブレーカーから専用回路を新規で施工し、降圧するなど対策を行いましょう。
また、「どれぐらいの遮音強度が必要なのか」を考えることも忘れずに。例えば、一人暮らしのマンションで周囲の部屋への音漏れを気にする場合と、一戸建てで他の部屋への音漏れを配慮する場合とでは、必要な対策が異なります。
ここでは、楽器演奏を思う存分楽しみたい方のための「防音工事」情報を紹介しました。近隣への騒音対策だけでなく、室内で音を味わうための工事ができる業者を検討しましょう。当サイトでは、エリア別の業者情報や、目的別・施工箇所別のポイントなど、「防音工事」に関するさまざまな情報を集約しています。下記リンクもご覧ください。