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防音工事をして「ピアノ」を思いっきり弾きたい!

自宅にピアノを設置しているご家庭は多いでしょう。しかし、「ご近所からのクレームが気になって思う存分弾けない」「時間を気にせずピアノを演奏したい」と悩んでいる方も少なくないようです。ここでは、ピアノのための防音工事をお考えの方のために、工事内容や注意点をまとめました。

防音工事を検討中の方が悩みがちな「ピアノ」の問題

ピアノの防音工事を検討する方の多くが気にする、3つのポイントについてご紹介します。ぜひ参考にして、工事への疑問・質問を解消してください。

連打音やペダルの振動による響きに注意

ピアノの防音対策で注意したいのは、空気音(いわゆる音)だけでなく、 固体音(打鍵音などの振動)への対策をすることです。

多くの場合、「壁が薄くて音が漏れる」「隙間から音が漏れる」と考えるかもしれませんが、壁や床を厚くしたり、隙間をなくすだけでは不十分。音は、床や壁、天井などを振動させることによっても伝わります。糸を振動させることで音を伝える糸電話のように、連打やペダルの振動が、隣の部屋や階下の部屋に伝わってしまうのです。このため、音漏れを防ぐためには空気音と固体音、2つの対策が必要です。

防音による音のこもりと反響のズレが気になる!

せっかく防音対策を行っても、音がこもってしまったり、反響音がズレてしまったり、音が響かなかったりと、さまざまな問題を感じる人もいます。

特に音響知識の少ない業者に依頼した場合や、DIYなどで防音対策を行った場合、防音対策のみを優先して、音響特性を軽視する傾向があるようです。

大切なのは、適切な音響設計や音響調節です。防音室の残響時間は、音楽のジャンル、演奏者の好みによって異なりますが、演奏者が快適に演奏できるような内装設計を行うことが必要です。

工事の際に繊細なピアノを移動させても大丈夫?

ピアノは大きい上に重く、繊細なため、「防音工事のために移動して壊れたらどうしよう」「調律が狂うのでは?」など心配に思う方もいるようです。同じフロアの別な部屋に数メートル程度移動するだけなら問題ありませんが、別のフロアへ移動する場合・移動距離が長い場合は、一点に力がかかったり、衝撃を与えないように注意しましょう。

特に内部の弦は、ちょっとした衝撃や振動で切れたり歪んだりすることがあります。しっかりと養生した上で、ピアノ運搬用キャスターで移動させるか、ピアノ運搬の専門業者に依頼するのもおすすめです。

下記リンクでは、壁、ドア、床などの工事箇所別で気をつけるべき防音工事のポイントをまとめています。ぜひご参考ください。

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「ピアノ」を思いっきり弾くための防音工事内容

防音工事としては、定型のボックス型防音室を部屋の中に置く方法と、部屋をまるごと防音室にリフォームする方法があります。ボックス型防音室は、比較的低コストで、簡易組み立てなので引っ越しも可能です。リフォームは、コストはかかりますが、防音はもちろん、音響なども自分好みに設計することができます。

また、ピアノ演奏のための防音工事で注目したいのが、施工すべき箇所について。壁や床、天井、ドアはもちろんのこと、室外へ音が漏れやすい窓サッシの工事も検討が必要です。一ヵ所でも防音性が低いと、そこから室内の音が外へ漏れ、逆に外の音が入ってくるからです。防音タイルカーペットや防音機能のある床材、壁用の吸音シートや防音シート、防音ガラス、防音ドアなどを設置して、快適な演奏空間を作りましょう。

ピアノのための防音工事を依頼する際の注意点

ピアノのための防音工事では、ピアノの種類に合わせた防音対策が必要です。グランドピアノとアップライトピアノなど、音が出る場所はピアノの種類によって異なるため、楽器の構造を理解した上で、適切な防音対策を行いましょう。

おすすめなのは、音響防音で施工実績豊富な業者に依頼すること。音響や楽器の鳴り方についての知識がない業者に依頼すると、思うような防音にならず、音響にも満足できないかもしれません。

ここでは、楽器演奏を思う存分楽しみたい方のための「防音工事」情報を紹介しました。近隣への騒音対策だけでなく、室内で音を味わうための工事ができる業者を検討しましょう。当サイトでは、エリア別の業者情報や、目的別・施工箇所別のポイントなど、「防音工事」に関するさまざまな情報を集約しています。下記リンクもご覧ください。

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