近隣、外部施設に迷惑をかけず使用できる、快適なダンススタジオを作りたい!とお考えの方へ。ここでは、テナントで快適なダンススタジオを実現するための防音工事について、工事内容や注意点をまとめました。
せっかくダンススタジオを開業するなら、近隣に迷惑をかけず、生徒さんも快適にダンスを楽しめる空間にしたいもの。ここでは、ダンススタジオの防音工事を検討する方の多くが気にする、3つのポイントについてご紹介します。
ダンスには音楽と床が不可欠です。「響き過ぎで音楽が聴きづらい」「ダンス講師の声が聞こえにくい」「周囲に配慮して音を上げづらい」といった環境では、良好な音環境とは言えません。このため、周囲の環境に合わせた音響計画や音響障害の対策などをしっかり行い、レッスンに集中しやすい音環境を実現しましょう。
また、ダンススタジオと一口に言っても、バレエ・社交ダンス・ジャズダンス・ヒップホップ・ロックダンス・フラメンコ等、どんなダンスをするかによって必要な床の仕様が異なります。ダンスに適した床材を選び、適切な防音・防振対策を行ってください。
ダンスの際の振動が上下階に伝わらないようにすることも、重要なポイントです。まず大切なのは、ダンススタジオに相応しい建物の構造体。鉄筋コンクリート造りの建物で、床スラブの厚みが厚い・あるいはスラブを支える柱・梁が大きいほど、振動が伝わりにくくなります。
2階や3階などの上層階よりは、地下のない1階や、地下の方が良いでしょう。2階以上の場合には、振動が直接構造体に伝わるのを防ぐ「浮床」や「浮き構造」などの対策を行うのがおすすめです。
ダンスの種類によっては、飛んだり跳ねたりすることで生じる「衝撃音」への対策も必要です。ただ歩いているだけの歩行音でも、意外と下の階に響いているものです。
大勢でダンスをするダンススタジオなら、衝撃音に配慮した対策は不可欠でしょう。床や天井に「防振材(ゴム等)」を設置するなど、外部・地階等に音が伝わりにくくする防振工事をするのがおすすめです。
下記リンクでは、音響に特化した防音工事業者を選ぶ前に知っておきたい情報を紹介しています。ぜひご一読ください。
テナントでダンススタジオのための防音工事をする場合、スピーカーから流す音楽や先生の掛け声、生徒さんの掛け声への防音対策と、ステップを踏んだり跳ねたりするときの振動対策をしっかり行わなくてはなりません。
テナントの環境やダンスの内容に合わせて、防音マットを敷く・吸音パネルを取り付ける・リフォームで浮遮音構造にする、などさまざまな方法があるので、コストやニーズに合わせて適切な工事を行いましょう。
下記リンクでは、壁、ドア、床などの工事箇所別で気をつけるべき防音工事のポイントをまとめています。ぜひご参考ください。
専門家に相談せずに設計・建築されたダンススタジオの中には、ご近所からクレームを受け、後から改修工事や移転を余儀なくされるケースも少なくありません。開業後の改修・改修は、コストがかかるだけでなく、レッスンできない期間生徒さんへ迷惑をかけるなど、さまざまなデメリットが生じます。
防音工事を行う際は、必ず知識と実績のある専門家に依頼するのがおすすめです。
ここでは、音漏れや振動を気にせず、思う存分ダンスを楽しむための「防音工事」情報を紹介しました。近隣への騒音対策だけでなく、室内で音を味わうための工事ができる業者を検討しましょう。当サイトでは、エリア別の業者情報や、楽器別・施工箇所別のポイントなど、「防音工事」に関するさまざまな情報を集約しています。下記リンクもご覧ください。