コロナ禍でのおうち時間の増加、大型テレビの普及などにより、自宅にホームシアターを導入する方が増えています。ここでは、本格的な「ホームシアター」を実現するために必要な防音工事について、工事内容や注意点をまとめました。
せっかくホームシアターを作るなら、ダイナミックな音響と映像で映画作品を楽しんだり、ライブ映像を臨場感たっぷりに味わえるような空間にしたいもの。ここでは、ホームシアターの防音工事を検討する方の多くが気にする、3つのポイントについてご紹介します。
ホームシアターでは最大約100db程度の音が出ると言われています。通常の会話や、テレビの音量は約50~60dbなので、かなり大きな音量です。一般的な室内の壁では、音が反響しやすく、こもったように聞こえることがあるため、しっかりと防音工事を行うことが大切です。
壁の内側や天井の裏、床下などに吸音材や遮音材を入れるなど適切な防音対策を行い、音響機器の性能を発揮できる空間を作ることで、自宅でも映画館のような音を実現することが可能です。
ホームシアターは、最低6畳ほどのスペースがあれば設置できますが、快適な視聴環境を求めるのであれば、10畳以上の広さを確保したいところ。また、天井の高さは音の反響に大きく影響するため、2.4m以上の高さががおすすめです。
ただし、導入する設備やスクリーン(テレビ)の画面サイズと部屋の広さによって音の響きや迫力が違うため、専門業者に依頼して、必要な防音・吸音対策、音響調節などを行ってもらいましょう。
ホームシアターは、「ハイスペックの機材を揃えれば完成」というわけではありません。インテリアや照明、ソファなどもこだわって、リラックスできる空間を実現したいですよね。
専門業者に依頼すれば、新築時にこだわりの内装を実現できるだけでなく、好きな部屋をリフォームして音響ルームにすることも可能です。デザインの中に音の機能を含ませて、音楽空間をプロデュースしてくれます。
下記リンクでは、音響に特化した防音工事業者を選ぶ前に知っておきたい情報を紹介しています。ぜひご一読ください。
どんなに機材を揃えてインテリアにこだわっても、音を出すたびに近隣への音漏れが気になっていては思い切り楽しむことはできません。本格的な「ホームシアター」を実現するために重要なことは、
上記の3点です。
工事内容としては、壁・床・天井の防音工事、防音ドア、サッシの取り付けに加えて、音漏れしないようエアコンの配管工事や防音換気扇の取り付けなども必要です。
下記リンクでは、壁、ドア、床などの工事箇所別で気をつけるべき防音工事のポイントをまとめています。ぜひご参考ください。
近年、専門家に相談せずに設計・建築されたシアタールームで、近隣とのトラブルが発生し、改修を迫られるケースが増えています。ホームシアターには、楽器の練習とは違い、さまざまな音域の防音対策が必要です。このため、ホームシアターなどの防音工事を依頼する際は、音の専門知識を持った業者に依頼するようにしましょう。
また、その際は「どこまで防音するか」をよく話し合うこともポイント。工事料金は求めるレベルで大きく異なるため、予算を提示しながら業者に相談してみてください。
ここでは、映画など趣味を思う存分楽しむための「防音工事」情報を紹介しました。近隣への騒音対策だけでなく、室内で音を味わうための工事ができる業者を検討しましょう。当サイトでは、エリア別の業者情報や、楽器別・施工箇所別のポイントなど、「防音工事」に関するさまざまな情報を集約しています。下記リンクもご覧ください。